連日放送されているパラリンピックを観戦しています。車椅子バスケ、車椅子テニス、車椅子ラグビー、競泳、陸上、そして今まで知らなかった競技もたくさん。すごくありきたりな表現しかできないんだけど、オリンピックとまた違う感動と、個々のストーリーに感動と勇気をもらう。
■記録を出すために求められるオリジナリティ
実はこんなに連日観戦するのが初めてな私。毎日深夜の3時とかからの放送なのですが、これもまた楽しみになりつつあります。そしてNHKのスタジオから、アナウンサーとコメンテーター(元パラリンピックの選手だったり、オリンピックの選手だったり)が競技の説明や、選手のストーリーを伝えてくれるのですが、これがまたいいんです。
オリンピックとの違い、パラリンピック独特のルール。その中で涙あり、感動ありですよ。そしてこないだ納得の話が出ました。どの競技だったか忘れてしまったのですが、
「綺麗なフォームと、早いフォームは違うのです。特に個々でタイムを競う競技の場合、とにかく早ければいい。1番でゴールした人が優勝ですから」
当然、ベースとなる基礎フォームなどはあるとのことです。ただそこから1秒、10分の1、100分の1秒を縮めていこうと思ったとき、自分の体の状態がすべてその基礎にハマるとは限らない。
もっと言えば、はまらないことの方が多いわけです。そこからまっすぐ泳ぐ方法とか、線を踏まないで走る方法とか、バランスを取る技術っていうのを研究していくわけですよね。話を聞けば聞くほど、ものすごいクリエイティブな世界なんじゃないかと思って聞いていました。
■正解を自分で導き出す
正解がないもの、それを自分で考え創りだす。ものではなく自分自身の身体でやるわけです。速くなったか、高く飛べたか、まっすぐ進めたか、こういうゴールにたどり着くための方法を自分で考えるんですよ!すごくないですか!!人の真似である程度できることが多いこの世の中。徹底して自分だけの正解を導き出す、そのスタイルって本当にすごい。
なんかものすごい勇気をもらいます。あ、やればできる。考えれば創れるんだって。もうここからリオパラも後半戦です。出来る限り観戦して、応援したいと思います!