labo. エルメス手帳の使い方

エルメス手帳をこよなく愛し、時々海外ドラママニア。大人らしく、都会で自由に暮らす。エルメス手帳の使い方を日々研究中。

私の手帳履歴書(3)エルメスアジェンダグローブトロッター:ブルージーン

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今となってはこれなしでは仕事ができない、となっているエルメス手帳。よく「私のファーストエルメスです」という言葉を聞きますが、私にとっては「私のスペシャルエルメス」です。マイファーストエルメスではなくマイスペシャルエルメス。

 

■最初のエルメス手帳

私のファーストエルメス(自分で買ったという自己定義)はこの手帳が手元に来てからもう少し後。その前に当時の会社のボスから譲り受けたのがこのブルージーンでした。自分だったらきっと選ばない寒色系。 ブルージーンって今となっては定番ですが、実際いつ発売された色なんだろう。私が触れたのはもうだいぶ前です。10年経ったかもしれない、、、。昔から手帳好き、レザー好きはあったのですが、まだエルメスってブランド名しか知らないくらいの若い私。一番お世話になって、面倒見てもらって助けてもらっていた超素敵レディの女ボスがこの手帳を使っていました。どこのブランドのものですか?と聞いたら、エルメスって。

「エルメスの手帳ってすごく上品で、丈夫。営業職のように人前で手帳を出す機会が多いじゃない?それに必ず毎日触れる。そんな時にこれを持っていると気持ちが豊かになるの」

 

そんな会話をしたのを覚えています。実際に触らせてもらった。 よく偽物か本物かって話聞くじゃないですか。だけどエルメスの本物って触って分かると思います。たぶん(笑)手触りでわかる気がする。ステッチ1つ1つの丁寧さだったり、色の発色だったり。特に私が今使っているオーストリッチなんて、他に所有しているそれなりの値段のオーストリッチと全然違うんです。 もちろん私は鑑定士じゃないから真贋っていうのは分からないし、今の時代だからスーパーコピーだってたくさんあると思うんですよ。でも違う、、、気がする。話は戻って、エルメスの手帳にこんなキッカケで憧れていたある日、ボスの手帳の色が変わったんです。

 

新しいものは何色だっただろう、バイカラー(表と中側で違う色)だった気がする。違ったかなぁ。すごいそのバイカラーということにときめいた記憶(笑)パープルとか、ネイビーとかそういうしっとり濃いめの色だった気がするんだけど。それがまたボスの品格にものすごい合っていて。ブルージーンもよかったけどもうなんていうか、衝撃のレベル。このあとに、ボスが私に言ったのです。

 

「もしサイズ的に使ってみたいってことなら、私のあげるよ」

 

うわ~って思いました。20代前半の私にはまだまだ手の届かなかったエルメス。アジェンダカバーと言われる手帳カバーでも数万円~数十万円。ちょっと試しに、っていうにはハードルが高かったわけです。それを察したのか 「サイズ的に使い心地ってあるじゃない?」 と。

 

本当にその通り。そういう経緯で最初に触れたのがこのグローブトロッターだったのです。だからファーストエルメスではなく、憧れの先輩から引き継いだスペシャルエルメス。何年経っても大事にしまっておきたくなるような思い出です。営業職だったのでとにかくアポとミーティングは多くて。大きさ的にはこの大きさ以外は不便でした。A5サイズ(スメニエ)という選択肢ももちろんあったんだけど、移動が多い職業だしその他営業資料も多いわけだから余計に。その点でサイズ感もぴったり。ボスも同じ職業なんだから当然といえば当然なんですけれども(笑)エルメスだし、大好きなボスからの譲り受けだし。もうアポ取りが楽しいこと、楽しいこと。 今でも思い出すとその時のウキウキ感を思い出します。

 

■予行演習的な感覚で中古もあり?

エルメスに限らずだと思うけど、私はたまたま手帳好きでアジェンダから入っただけで、人それぞれですよね。バッグかもしれないし、スカーフかもしれないし、財布かもしれないし。ヴィトンかもしれないし、プラダかもしれないし、エルメスかもしれない。ただどれにしても(特にバッグは)特別お金に余裕があるわけじゃなければポンと買えるお値段でもない。反面でだからこそのクオリティや品格を持っているとも思うのです。

 

今は中古市場もすごい盛り上がっているから、質屋さんがネットで販売していることもめずらしくない。予行演習的な感覚で中古で使ってみるのもいいと思います。サイズ感とか素材の手触り、色味も含めて実際に持ってみないとデイリーユースできるか分からないし。思い切って買ったはいいけど自分には合わなかったなんて残念すぎる。エルメスの職人さんが泣きます(笑)

 

だけど中古が盛り上がってる分、本物も偽物も分かりにくくなっているっていうのもあると思います。なんとも難しいですね。素材の本物に触れるなら絶対に直営店で新品を買うべき。エルメスやヴィトンは自社工場から直営店販売しかしていないって聞いたことがあります。そうやって制限をかけることで希少価値を高めるっていうブランド戦略かと。エルメスのバッグなんて1年待ちは覚悟するし、小物だって好きな色に巡り会えるかわからない。出会ったら買う。縁だと思って購入一択!です。

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■エルメス手帳はまずサイズ感も確認したい

とりあえずと言ってはなんですが、サイズ感とかだったら中古でもいいのかなと思います。エルメス手帳についてはリフィルが独特だし。ただ市販のモノでもサイズ的に合うモノはあります。(現在使っているラウンドジップもそうですがジップ系は市販のモノが入りそうで入らないので純正リフィルをおすすめします)使いやすいっていう人と、全然使えないっていう人が分かれそう。

 

ブランドものはお金がなきゃ買うべきじゃない、それは見栄だ、も理解できる。でもいいものだったら持っていたいし、そういうものを持てる自分になりたいじゃないですか。見栄ではなくどちらかというと自己満だと思う。年齢を重ねるほど安いものはだいたい経験できていると思うんですよね。

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いいものを大事に使っていく、自分の手元に残していくって、結局はいいものが残っていくっていうのを私は経験したから「ブランド好き」と言われてもいいと思っています。その会社や職人さんが1つ1つの想いを込めてつくったもの、守っているブランド力、こだわりや想いが手元にあるってすごく心が豊かになる。という私の自分主義です。ブランドがどうのよりも、職人さんの手でつくられたものっていいですよね。 マイスペシャルエルメス、グローブトロッターのブルージーンでした。

ここから私のエルメス手帳の歴史が始まった(笑)

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