labo. エルメス手帳の使い方

エルメス手帳をこよなく愛し、時々海外ドラママニア。大人らしく、都会で自由に暮らす。エルメス手帳の使い方を日々研究中。

【本】編集ガール!:もし自分だったらーーって考えただけで胃が痛くなる設定。

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編集を職業にしている人が周りに多いのでちょっと視点がリアルというか、厳しくなってしまう点がありつつも「ハッピーエンド主義」の私としては読みやすかったなという感想です。

 

▶︎あらすじ

出版社の経理部で働く久美子は、突然新雑誌の編集長に任命されファッション誌をつくることに。二十七歳で、編集未経験の彼女は大パニック!さらに集められた創刊メンバーはクセモノばかりで彼氏の学まで部下になる始末。久美子は書籍編集者の学を頼るが、どこかとんちんかんで…。無事雑誌は創刊されるの!?働く女子が悪戦苦闘する、お仕事×ラブコメディ!

 

いきなり主人公が編集長になる、っていうところから物語がスタートします。その設定はありえるんだろうなとは思うのですが、企画ってなに?とかラフってなに?みたいな見出しがある割に、私が知りたかった「予算はどうなってるの?」が書かれていなかったのでちょっとライトだなって感じた部分がありました。

 

初めての撮影に立ち会い、その方向性が合っていないことを感覚で察知して撮り直しを決断。スタッフ総入れ替え。うん、私でもそうします。むしろしょっちゅうやる(笑)だけどね、スタジオ抑えるにしても、前スタッフに対しても新スタッフに対してもギャラは発生するわけです。他のページの予算を削って撮り直す、でもどのページをどのくらい削ったかって書かれてないし、そこ予算交渉とかしないの?って。

 

突っ込み方が嫌味に近くなってる(笑)すいません。あ、編集長ってそこまでやんないのかもしれない(笑)私の頭が職業病だからそう思うだけかもしれません。いろんな部署から寄せ集められたスタッフが個性的だという割にたいしてもめない。 予算云々より、そこですよ。 ああいう集められ方で何かゴールに向かおうと思ったら、ものすごいいろんなことがあるはず。それがすっ飛ばされていてなんとなくみんないい人。

 

いやいやいやいや。

ここは言わせて。

それはないでしょ(笑)

 

全くの未経験者が4人も5人も集まれば、問題しか起きない。期限が決まっていて、目的が決まっていて、スタッフが決まっていて。その中で0からのスタートってものすんごいきついこといっぱいなはず。だってその状況想像しただけで、胃が痛くなりそうですもん、私が(笑)ということで、上下巻でもっと深くまで読みたかったなって思う1冊でした。ストーリー的にはすごい好きな流れだった分、余計な感想をいれてしまった。続き、出ればいいのになって思う終わり方だったので、続編に期待したいです。

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